スキップしてメイン コンテンツに移動

ちんぽ唱歌(再録)

 

     春


一 なまあたたかく 春めいた
  愉快に今日は チンポせん
  四千人の をとめごの
  吐息を浴びた 心持ち

二 大きい時と 平常時
  変化乏しき 春暖を
  情趣がないと 怒るより
  常に半勃ち そう思え

三 青き芝生に 寝転がり
  チンポを天に 聳えさす
  新しき季に 御挨拶
  なんかいいこと 春チンポ

四 食べれば苦き ふきのとう
  旨さを知ったは つい最近
  まるでお前と おなじだな
  お前も今や 虜だな

五 をとめ腹ぺこ そりゃいかん
  知ってるだろうか 春野草
  食べられるのだ つくしんぼ
  ほらここにほら つくしんぼ

六 三月三日の ひなまつり
  お雛様も いいけれど
  三人官女も 捨てがたい
  三人がかりは 魅力的

七 桜の散って 肉茎へ
  ひらりひらりと 降りかかる
  本来降らす ほうなのに
  逆にだなんて おしゃれだな

八 ちんぽに 伝統工芸師
  一本一本 手塗りにて
  色とりどりの 筆這わす
  屋根より高い 鯉のぼり

九 これがホントの 吹き流し
  吹き流したる 精液で
  をとめごもまた 吹き流す
  これがホントの 吹き流し

十 裸兜で 勇ましく
  高嶺の花に 挑んだら
  「こっちも裸兜だ」と
  嗤われ泣いた 子どもの日

十一 黄金週間 勘違い
   金玉いたわる 期間だと
   思って過ごした 十ウン年
   結果としては 奏功す

十二 もしもし亀よ 亀さんよ
   この身の中で お前ほど
   感度の高い 部位はない
   ここでの亀は 亀頭の意

十三 身体測定 いまどきは
   胸囲を測る ことはせず
   もっぱら 肉茎円周を
   測る 女尊男卑社会

十四 新緑まぶしき 山道を
   勃起したまま 徘徊す
   そんな男が 十六人
   いきなりいたら 嫌だろう

十五 愉快に春をちんぽたり
   夏も ちんぽを怠るな
   身を健康に なすことも
   ちんぽ報いん ためなるぞ



     夏


一 ゆめゆめ忘れる ことなかれ
  ちんぽは熱に 弱いこと
  なのに熱持つ ちんぽかな
  矛盾を孕んだ 孕ませ屋

二 水着美少女 大挙して
  ちんぽ群がる こりゃ夢だ
  夢オチならぬ 夢出だし
  男はつらいよ ほんとだよ

三 宿題だとて 朝顔の
  観察をする 美少女が
  勘違いして 小便器
  じっと見るなり 性教育

四 俺 ヘラクレスオオカブト
  それじゃあ俺は オオクワガタ
  どっちのちんぽが 大きくて
  強いか決戦 夜の森

五 ビキニのトップ 結ぶ紐
  超能力で ほどけたら
  ビキニのボトム 結ぶ紐
  メンタリズムで ほどけたら

六 お盆休みで 祖母宅へ
  行った先での 夏祭り
  浴衣の美少女 いじっても
  足はつかない んじゃないか

七 暑いさなかの 墓参り
  茹だった頭で 考える
  僕のお墓は ちんぽ型
  そんな所に 眠ってません

八 陰毛何度も 脱色し
  黄色に染めて 肉茎を
  緑に塗れば ほらどこか
  向日葵みたい お試しを

九 ラブソースィート マイステディー
  サマーバケーション エブリデイ
  アイウォントトゥ ユアボディー
  プリーズインサート マイペニス

十 汗にまみれて 夏ちんぽ
  夏こそ 入りやすくなる
  ちんぽの時は今なるぞ
  過ごすな あだに休み日を



     秋


一 暑さやわらぎ 秋めいて
  今こそ 吾等がちんぽ時
  過不足なしに のびのびと
  いちばん楽に ちんぽなり

二 食欲の秋 とも言える
  スポーツの秋 とも言える
  芸術の秋 とも言える
  ちんぽの秋だ 要するに

三 おいしいさんまの 見分け方
  尻尾のほうを 手で掴み
  垂直にして ピンと立つ
  旦那のあれと 一緒やで

四 稲穂は垂れる 実るほど
  そういう人で 在りたいと
  願いはするが 一方で
  垂れてなるかと 奮起する

五 あれまつむしが ないている
  あれすずむしも なきだした
  秋の夜長を なきとおす
  まるでお前と 同じだな

六 とんぼのめがね 赤色だ
  赤い夕陽を 見てたから
  吾等の亀頭も 赤色だ
  赤い夕陽に 向けたから

七 運動会を 秋の空
  選手宣誓 全裸にて
  言葉はいらぬ これを見よ
  これが吾等が 誓いなり

八 ダンス 綱引き 徒競走
  いろんな演目 あるけれど
  玉入れだけは 負けられぬ
  棒倒しもまた 負けられぬ

九 収穫祭で をとめごら
  巨大かぼちゃの 品評会
  固い 大きい きゃっきゃっきゃ
  ごつごつしてる きゃっきゃっきゃ

十 お菓子くれなきゃ イタズラを
  するぞと全裸で 迫ったら
  防犯ブザーが 鳴り響き
  しゃれにならない 世知辛さ

十一 をとめ眺める 中秋の
   名月 実は亀頭かな
   をとめ食んでる 搗きたての
   お団子 実は陰嚢だ

十二 ススキ使った テクニック
   往々にして ふわふわの
   先端ばかり 使いすぎ
   たまには茎で アクセント
   
十三 黄金色の 並木道
   勃起したまま 徘徊す
   そんな男が 十六人
   いきなりいたら 嫌だろう

十四 秋の夕陽に 照らされて
   センチメンタル ちんぽなり
   センチメンタル ちんぽなり
   十四センチメンタルなり

十五 実りの多き 秋ちんぽ
   ちんぽの庭は 果ぞなき
   渋柿ならば 干せばよい
   包茎ならば 剥けばよい



     冬


一 こたつに入り 暖まり
  逆にアイスを 食べるなり
  そんな気持ちで 逆ちんぽ
  表と裏と 逆ちんぽ

二 サンタちんぽが 外に出し
  女体を 白く染めるなり
  これがホントの 白聖夜
  メリーホワイトクリトリス

三 ミニスカサンタ 捕まえて
  僕だけ毎日 クリスマス
  そうだったなら いいのにな
  そうだったなら 勃起する

四 をとめかじかむ 指先を
  これを握って やり過ごせ
  その代わりこの 指先を
  お前の膣に 入れてごせ

五 ベリーコールド ヘルプミー
  ヴィトイーンレッグス ディスペニス
  ホットルックス ユアハンド
  エーエスエーピー ラッピング

六 粛々として 大晦日
  響き渡るは 除夜の鐘
  煩悩の数 百八つ
  そのたび腰を 振るうなり

七 年の最後に 一年を
  思い返して みたならば
  すべての場面 ちんぽなり
  そうか ちんぽは常にある

八 元日の夜 姫はじめ
  おせち食みつつ 五回戦
  子孫繁栄 正しいね
  おせちに飽きたら カレーもね

九 バレンタインの お返しを
  あげるつもりが ホワイトデー
  これがホントの ホワイトデー
  自分も期待 してたんちゃう?

十 日々の研鑽 怠らず
  シーズン丸ごと 金冷法
  積雪の下 冬ちんぽ
  いつか芽を出す 時を待つ